慢性的に胃痛や胃のムカツキなど、胃の具合が悪くて病院で検査しても、病巣が見当たらない方を機能性胃腸障害と呼んでいるようです。

そして、この様な症状に悩む方は、結構いらっしゃるのですが・・・

こういうケースは、病院も一応、機能性胃腸障害と病名をつけるものの”機能性とは気のせい?”とばかり薬も出せないので心療内科を薦める医師もいるようです。

しかし、病院で”異常なし”と言われても、ご本人の胃の不調が改善される訳ではなく・・・検査で見落とされたかも?などと一層、不安になって病院をはしごしたあげく→
行き場を失った方が活路を求めて当院に来院されます。

そこで、私の所見を述べてみますと・・・

機能性胃腸障害とは単なる患者様の”気のせい”ではなく、胃に病巣(器質的疾患)は、見られなくても胃の神経が正常でない方だと思われます。

つまり、胃の働きは脳からの指令で作動しますが、その伝達が損なわれると胃は正常に機能しません!

そして、脳から胃への指令は、背骨を通る脊髄と背骨から分岐する脊髄神経が伝達路となって伝えられます。

従って、その伝達路に異常が起これば胃の働き(機能)も正常で無くなるという仕組みです。

さらに伝達路の異常は背骨の歪みにより背骨から胃への分岐点で脊髄神経が圧迫されて起こりますので、結局は機能性胃腸障害とは背骨に起因する疾患となるのです。

現に、こういうケースの方は皆様、胃に繋がる脊髄神経が背骨の歪みによって圧迫されてますので・・・背骨の矯正で、それを取り除くと胃の不調が即、解消するのが殆んどです。

決して、機能性胃腸障害は、心の病ではありません!

現在の病院の検査が神経の異常を見い出せないので”異常なし”になるのです。