『インフルエンザのワクチンは、打った方が良いのでしょうか?』と、私は毎年この季節になると、ご来院者様から聞かれます。

もちろん、私は医師ではありませんから薬の事は専門外、詳しい事は判りませんし、あれこれ言う立場ではありません。

そこで、この様な質問には・・・・
『私はインフルエンザワクチンは効かないと思ってますので打った事はありませんけど一度もインフルエンザには罹ってません』とお答えしてます。

でも、そんな私個人の感想を聞いても説得力は無いョ!
とおっしゃる方に・・・・取って置きの書籍を一冊ご紹介しましょう。

それは・・・・『インフルエンザ・ワクチンを打たないで1』 母里啓子(もりひろこ)著 双葉社です。

著者の母里啓子さんは、元国立公衆衛生院・疫学部感染症室長の役職におられた方で、言ってみればこの分野のプロ中のプロです。

その母里さんがインフルエンザウィルスやワクチンの製造法を分かり易く説明した上でインフルエンザワクチンが効かない原因やリスクを解説している本です。

インフルエンザワクチンを毎年必ず打っている方は、今年は、その前に是非ご一読をお薦めしたいと思います。

インフルエンザワクチンに限らず恐怖心をあおるマスコミの宣伝に触発されて肺炎ワクチンや子宮頸がんワクチン等も、その有効性や接種のリスク等を調べずして、病院に殺到するのは考えものです。

特に抵抗力が弱いお年寄りの方や病気療養中・病後の方のワクチン接種は慎重の上にも慎重が一番です。

何せ、ワクチンとは病原菌であって薬事法上は劇薬に分類されるものなんですから・・・